★Freeway★1990年製ヴィットリオ・テッサロ「シューズを脱いだレディ」。何とも艶めかしい。ヌードが得意のテッサロらしい色気。高さ29cm

¥16800

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商品の説明

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c1990 “Lady Pouring With Shoe Off” by Tessaro

ヴィットリオ・テッサロ
「シューズを脱いだレディ」

得意の「カップル」代表作

酔うレディ。脱げたシューズ…

1990年製。独壇場の艶めかしさ

ヌードが得意のイタリア作家

★送料は全国無料。クロネコヤマト便でお送りします。
★カップは常時50点を出品中。こちらもぜひご覧下さい。ここのフィギュリンは少しずつ増やします。
★込み入ったご質問やお問い合わせは次のアドレスへメールしてください。（freeway@deluxe.ocn.ne.jp）

　現代のイタリア、カポデモンテ窯にスタジオを置いてレシン製のレディ・フィギュリンを製作・販売する3巨頭の一人、ヴィットリオ・テッサロ（Vittorio Tessaro）が1990年に作った「シューズを脱いだレディ」像です。
　擦れなど見られないパーフェクトな未使用美品。像の高さ（木製台座を含む）は29cmで、やや大型に属します。

　資料写真を見て、「ああ、シューズを転がした典型的ポーズか」ということで取り寄せてみたんですが、写真撮影しつつ詳細に見るとこれが実に艶めかしい女性で戸惑った。
　酒瓶のグリーンの色からしてワインでしょう。紳士が注いでいる酒瓶は水平になっているし、この女性が一人で飲み干しかけている。左脚のシューズを脱いていると言うより、転がっていしまっているし、右脚で床のカーペットを剥がしかかっていて、まあ、相当に酔っている。割れたピンクのドレスからニョキニョキと足が伸びていますが、めちゃスマート。そして、艶めかしい。

　出品者の世代というのは、例えば県展会場なんかに男女のヌードの彫塑が飾られて居れば、目を伏せ、足早に前を通り過ぎる。20を越したって、やはり見られない。男性ヌードの像が余計に恥ずかしかった。出品者だけでなく、そういう世代であった。
　まさかこのカップルのレシン像を見て恥ずかしいとは思わないものの。
　エライ酔っている女性に対して男はやたら真面目な顔してワインを注いでいる。こいつ、女性を酔わせようと企んでいるんじゃないか。そんな心配をしながら、細かく見たことです。（資料写真を見ると、この同じカップルのッタのポーズが数種あって、それらはみな、素面で男はいつも真面目な顔でいる。ああこいつ、単に彼女の飲み過ぎを心配しているんだと、安心したことです）

　作者ヴィットリオ・テッサロは「世界のブロンズ彫刻家トップ5に入る」と美術評論家が評するブロンズ作家。美術館の庭に置くような大型作品もありますが、通常は家庭にもおける大きさのブロンズ像を作って販売しています。女性のヌードが得意。
　多分、彫塑界の大御所であった故ジュゼッペ・アルマーニがカポディモンテ窯にアトリエを開いてレシンのレディ像を作って評判になったのを見て、彼に奨められて、アウロ・ベルカリと共にカポディモンテでのレシン像作りに参加したのであろうと考えられます。
　レディ像の様々なポーズ、犬連れのスタイル、大きさなどこの3人の作家は共通していて、全てアルマーニが先導したようです。アルマーニは「Florence」、ベルカリは「Dear」、テッサロは「A.D.L.」とそれぞれの販売会社を使っていましたが、作品のテーマや大きさを揃えて競作し、カポディモンテ。スタイルを確立してその存在を世界にアピールすることになった訳です。
　カポディモンテの名声復活であり、全盛であったドルトンやウェッジウッドなどの英陶のボーンチャイナ人形に対して、「イタリアのレシン人形」勢力を育てる原動力になりました。

　さて「ブロンズの女性ヌード像」では世界トップと謳われたテッサロですが、このレシン像の世界では多くのレディ像でも「肉感的」といった気配を感じさせるものは殆ど見られなかった。アルマーニはダンスする女性など艶めかしさ十分の作品も多く作っていますが、テッサロはしゃきっと立った割合小型のレディ像が多く、艶めかしさは感じられないが、若いエネルギーを秘めたようなレディ像が目立っていました。
　ところが突然のようにこのカップル像。アルマーニとは随分違ってはいますが、「ヌード作家」らしいところをここで発揮しています。「やっぱりネ」ということですか。

　アルマーニのドレッシーな着色というのも素晴らしいですが、このカップルの衣装の色は派手さを抑え女性の足の美しさに目が向くように仕向けたような地味な色使いに作家の工夫を感じます。
　女性のドレスはピンクで、色んな角度から見てもうまく光を反射しています。体の薄いピンクに近く、考えてみれば、全身ヌードに感じなくもない。男性の白い上着と黒のズボンは合わせて壁のようにも見えます。カップルとは言いながら、主人公は女性一人。流石に、ヌード作家。

　出品したものの、これは玄関周りにはあんまり似合いそうにない。大きいけれど酒とかグラスを置いた飾り棚あたりがお似合いか。「夜向き」のカップル像でしょうか。
　
　台座を含む像の高さは29cm。木製題材の大きさは幅13cm、奥行き13cm。脱いだシューズの横に作家のサインが彫り込まれています。

Vittorio Tessaro
　イタリア人アーチスト、ヴィットリオ・テッサロは、1958年、ヴィチェンツァのカルドーニョに生まれました。ヴァルダーニョ (ヴィチェンツァ)の美術学校を卒業した後、彼は自由でロイヤリティのない彫刻「フェルト」のアイデアを開発し、常に純粋な感覚と本能で彼のスキルを表現できるようにしました。
　モデルのツールに関する知識により、彼はフォームとの一種の長い忍耐強い戦いを開始することができました。これは、過去の輝かしいモデルを拒否することさえ意味しました。テッサロは自分の本能に従った。
彼のスピーチ、プラスチックの 2 つの基本的なテーマは、人物と動物です。テッサロは絶対的な誠意を持って彼らに立ち向かいました。特に動物の彫刻―雄牛と馬の彫刻―彼はその動きにエネルギーを与えました。
　ヴィットリオ・テッサロは外国の都市でも多くの仕事をしており、彼の最も重要な作品のいくつかを現場で実現しています。
　ヨーロッパ・レベルでの数多くの展示会、団体、コンペティションへの参加により、一般の人々や批評家に知られ、評価される機会が与えられ、公的および私的コレクションへのアクセスが可能になり、イタリアとフランスで、特にさまざまなアート・ギャラリーでの彼の作品の常設展示が保証されました。
　ヴィットリオ・テッサロは、ブロンズ、テラコッタ、その他のプラスチックの彫刻で長年プロとして働いており、ヴィチェンツァに住んでいます。

ほかにもたくさん出品しています。ぜひご覧ください。

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