鹿角の美・根付/The Art of Stag Antler NETSUKE/本書は様々な材料で作られる根付のうち鹿角で作られた根付に絞って纏めたものです

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商品の説明

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	鹿角の美・根付/The Art of Stag Antler NETSUKE/本書は様々な材料で作られる根付のうち鹿角で作られた根付に絞って纏めたものです 2018年　243P　部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。象と異なり日本列島には多くの鹿が生息し、縄文時代以来、その肉は重要な食料として、も及物や武具の材料として、角は漢方薬の材料として利用されたほか、奈良の春日大社の鹿は神席とよばれてい宗教上の関係も深く、鹿は日本人にとって身近な存在でありました。また鹿角は象牙と異なり、毎年秋になると、雄鹿の角は自然に抜け落ちい角が生えかわることから、はるかに入手し易い材料でありました。しかし、鹿角の根付が象牙よりも数が少ないのは、彫師にとって鹿角の加工が難しかったからです。その理由は鹿角の表面のカルシウム質が極めて硬質であることに起因します。鹿角の根付を象牙の根付と比べると、かなり粗削りな作品が見られます。本書では、象牙を彫ったものかと見間違えるばかりの繊細な鹿角の作品とともに、粗削りな作品も一緒に掲載しました。粗削りな作品には空仏のような魅力があるからです。例えば、本書ではオランダ人をモチーフとした根付を多数掲載していますが、繊細な作品と共に敢えて粗削りの作品も掲載しました。その結果、全体として掲載した作品のレベルは揃わなくなりましたが、その反面、オランダ人をモチーフとした根付の幅が広がりました。鹿角の根付は加工の難しさから象牙に比べて数が少なく、また、粗削りな作品が多いため、鹿角を以て名人と称される彫師は多くはいません。しかし、その中でも明治の文豪、尾崎紅葉の実父の尾崎谷斎は鹿角彫刻の名工とされていますが、谷斎存命中から、かなり谷斎を真似た作品が出回っていました。本書においても、谷斎の銘があるにも拘らず，浅草系と言われる彫師の手による作品が見られます。それらについては、個々の解説で明記しました。本書は様々な材料で作られる根付のうち、鹿角で作られた根付に絞って纏めたものです。鹿角の根付は日本における鹿角芸術の伝統文化の一つです。鹿角の作品には根付以外にも煙管筒や矢立などの実用品や置物などがありますが、そのような作品も今後，纏めていきたいと思います。この本を刊行するに当り，ヤバネ(株)提物屋ロベール・フレッシェル氏と吉田ゆか里氏に教授される所が多く，深く御礼申し上げる次第です。英文の訳は同社の鈴木香奈子氏にお願いしました。又、奈良の鹿愛護会、及びグラフィックケイ・エム・エーの嵐栄茂氏とエス・アンド・ティフォトの南高正氏にも御礼申し上げる次第です。尚、表紙は北海道のエゾシカと奈良のホンシュウジカの角(左から2番目)です。平成 30年8月吉日替淵齋お探しの方、お好きな方いかがでしょうか。中古品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。表紙小傷、小汚れ。ページ小黄ばみ。ご理解の上、ご入札ください。もちろん読む分には問題ありません。230382

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